黒崎京子の読書ブログ

本を読む はんなりとゆるりと凛として毅然と桔梗のように清楚に

キャベツ畑で夢をみた~大切なもの

キャベツ畑で夢をみた (文研ブックランド)

キャベツ畑で夢をみた (文研ブックランド)

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録 (幻冬舎文庫)

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録 (幻冬舎文庫)

すべては宇宙の采配

すべては宇宙の采配

昨夜、ごんたの読み聞かせの本に、私が一気読み。

 

最初の出だしの、

眩暈と頭痛で1ヶ月以上も寝込んだ。

再び倒れて病院へ運ばれて、平衡神経異常と診断。

目玉から入った光で頭の芯が、錐でもまれたように痛む。立とうとすれば、いくら足腰に力を入れても、何かに払われたように足が取られて、何秒と立っていられない。

家の中に閉じこもり、顔は白くなり、無精ひげが伸び、すっかり顔つきまで変わってしまった。ふさぎこみ、機嫌が悪かった。夜遅く帰ってくる母さんは疲れているのがわかった。そんなときでも父さんはテレビの前に寝転びながら、「めしはまだか。」と怒鳴る。・・・・・・肩を落とし、うなだれて、「おらあ、もう駄目だ。」と繰り返す父に、もっと悲しい父さんを見た。・・・・・

 

これは農薬中毒お話であるが、娘の頭痛もこのような形容しがたい頭痛であり、背部痛であり、腰痛であり、四肢痛なのかもしれないと、感じた。

内容は、読み進めるうちに木村さんの奇跡のりんごを、思い出させる。

 

この時期に、この本を選んで来たごんた。

何か、見えない力に導かれているのだと思う。