黒崎京子の読書ブログ

本を読む はんなりとゆるりと凛として毅然と桔梗のように清楚に

すべての愛について~意識朦朧の中で

すべての愛について (幻冬舎文庫)

すべての愛について (幻冬舎文庫)

すべての愛について

すべての愛について

この所、意識がないような生活を送っていました。

 

それでも、何かにすがりたくて、

どうしようもない焦燥感を埋めてくれるものは、私にとって、本しかないのです。

それでも、今回は、今までの焦燥感を埋めてくれるものの役目とは異なるものでした。

活字が目の前を通り過ぎてゆくだけ・・・・。

私の自害をかろうじて引き止めようとする精神力を、支えるためだけの活字。

内容は、覚えていません。

 

ただ、

生きることに真摯に向き合ってきた、

耐えることを教えてくれている、

すべてのものに愛おしさを抱くことの大切さ

 

を、感じた。