久しぶりの
小踊りしたいくらいの
いや、大バク転したい
無上に湧き上がる喜びがありました。
サブタイトルの夢を旅した少年の底辺には、
人間と、地球、宇宙、自然との繋がりがとうとうとたおやかに穏やかに流れているのを感じます。
多くの複雑怪奇なつながりが、とても、スリル満点なワクワクドキドキ感いっぱいです。
しかし、その底辺に流れる多き大きな運命や宇宙の中の存在である生について、
精神性高く、崇高なものとして、深く大きく考察させてくれる物語です。
昨今の社会情勢から、言葉をメインに自己啓発的な本がとっても多く出回っているように感じています。それらも、勇気や深い人間の熟慮という体験と成長をくださるのですが、
やはり、選び抜かれた言葉とストーリーの中から、人の心は、言いようのない心の琴線を揺さぶられる幽界の世界に出会い、心の成長を貰うことが出来るのではないかと思います。
そして、また、その感動を共有できた時の喜びは最高です。
更にまた、いつか、似合いそうな人の側に、そっと置いてみたりするのも、人生と読書の醍醐味ですね。
現在の角川さんのカヴァーは違う柄になっているようですが、手にした時の絵も大きな影響を与えてくれると感じています。
久々に唸る感動と幸せをいただいた本です。