黒崎京子の読書ブログ

本を読む はんなりとゆるりと凛として毅然と桔梗のように清楚に

人が否定されないルール〜それでも

ひとが否定されないルール―妹ソマにのこしたい世界

ひとが否定されないルール―妹ソマにのこしたい世界

たまたま手にとって読みました。

賛否両論、その真偽性で何やら巷ではいろいろあったようですが、

理論として、こんな日本になったらいいなあって思います。

教育や福祉の現場でも、本当に正しいことが理解されなかったり、
その正しいことも、日々変わっていきます。


この間も、息子の保育園の副理事長との話し合いの中で、いろいろ考えさせられることがありました。

私の知識と、副理事長の知識が異なるのです。

私が学んだり見て来た福祉現場では、脳性小児麻痺の子の知的レベルは、とても高いということです。

私から見るととても賢いと思っているポリオの方も、脳性マヒの友人が賢いことを、良く言っていました。

そして、ターナーの子供さんは、私は、知的な遅れはないと思っています。

が、このことで、論判をして来ました。


また、両親が医者の子は、きちんとしているはずだというのです。

全部がそうではないが、かなりの割合で、医者になる人は、発達障害を持っており、創造性が豊かで、個性的だと、私は学んだのです。(医者から)

私自身はいづれにしても、どの人もみんな同じ人間であり、平等であり、大切なお友達です。

考え方も、生き方も、人それぞれで、研究が進むにつれて、昔の常識や正しかったことも、変化していくのが人間社会なのでしょう。

それでも、ひとりひとりが尊重され、人権が守られる世の中であって欲しいと思います。