黒崎京子の読書ブログ

本を読む はんなりとゆるりと凛として毅然と桔梗のように清楚に

学研の図鑑〜40年前の図鑑今役立つ

夜はあんこう鍋にした。

ごんたが、

「どんなお魚?」

と聞くので、

お魚の図鑑を出して見せた。

すると、次から次に見出して、これは何?と聞きまくる。

読んでやって、初めて知った。

魚にも、口の中でずっとたまごを温めて孵すテラピアのなかま
ディスカスは、皮膚から母乳が出て、それを赤ちゃんが飲んで大きくなること、
ウミタナゴは、卵をお腹の中で温め、孵化してからも5ヶ月もお腹の中で育ち、6センチくらいになってから産み出される
・・・・・・etc

しらなかった!!

へえ〜

4つ!

って古いね。

この本、実は私が小学校1年生のときに、叔父が買ってくれたものです。

生まれて初めて本屋に連れて行ってもらい、
「好きな本を選びなさい」
って、言ってくれました。

でも、なかなか選べずに、なんか雑誌のような本を1冊選んだ記憶があります。

そして、その時に叔父は一緒に、

学研の図鑑を、5冊。

昆虫 (ニューワイド学研の図鑑)

昆虫 (ニューワイド学研の図鑑)


増補改訂版・動物 (ニューワイド学研の図鑑)

増補改訂版・動物 (ニューワイド学研の図鑑)


魚 (ニューワイド学研の図鑑)

魚 (ニューワイド学研の図鑑)


植物 (ニューワイド学研の図鑑)

植物 (ニューワイド学研の図鑑)


増補改訂版・鳥 (ニューワイド学研の図鑑)

増補改訂版・鳥 (ニューワイド学研の図鑑)


買ってくれました。
当時のもので、上記の写真とは異なっていますが、
お嫁に来るときもずっと携えてきました。
その後、小学生時代に
宇宙 (ニューワイド学研の図鑑)

宇宙 (ニューワイド学研の図鑑)


増補改訂版・人のからだ (ニューワイド学研の図鑑)

増補改訂版・人のからだ (ニューワイド学研の図鑑)


と買い足して、計7冊です。

夫には、馬鹿にされますが、
こうして子どもたちが、折に触れて開いても、まだ十分に使えます。
そのたびに、あまり使わなかった私にとっても、新たな発見があります。

そして、何よりも、

貧しい中で、

私が生まれたときに中学生だった叔父は、田舎の高校を卒業して、公安調査庁に入り、夜間の大学に通いながらも、帰省の折には、私たち(甥や姪)をとてもかわいがってくれました。
今考えると、きっと、東京で、学費を払いながら、下宿代も払って、仕事もして、生活は厳しく、体力的にも大変だったと思います。

子どもたちが、学研の図鑑を開くたびに、あの時の本屋に行ったときの思い出と、学問への叔父の思い、私たちに対する愛情を、今になって感じます。

父母や祖母に対して、なんて封建的で厳しいのだろうと思ってきましたが、
人生には、必ず、いつも、どこかで、温かく見守ってくれたり、甘い愛情をくれる人がたくさんいるのだなと感じます。

たくさんの父母の兄弟たち(叔父叔母)に、多くの愛情を貰ったことに感謝しています。