私の人生が戦いの人生だと書いたが、
一昨日、夕方ごんたが号泣した。
しばし泣いてから、紙に
今の学校になってから一つもいいことがない。引っ越ししたい。
と書いて、紙飛行機にして飛ばした。
それから、
一人で、ぺらぺらと本をめくっていた。
暫く前から寝室に転がっていた本。私が読んであげると言ってもいいという。
で夜遅くになって、2人で外へ出た。
河原の風に吹かれながら、月を見ていた。
「月が出ているから明日晴れるかな?」
「輪がかかっているから曇りかもね。」
「プールは嫌なんだな。」
「どうして?」
「だって、ただどんどん泳ぐだけで疲れる。楽しくない。」
「学校で苛められるの?どうして泣いたの?」
「お姉ちゃんに団子虫を捨てられたから・・・。苛められていないよ。」
「そう、苛められていないけれど、楽しくないんだ。」
「頑張っているんだね。」
「ぼく学校では泣かないよ。
それからね、ぼくは戦いはしないよ。言葉で勝つんだ!地球を守るんだ。平和のために。
誰も信じてくれなくても、一人でも正しいことは通す。ぼくは負けない。」
きっと、学校は大変なんだね。
羽ばたけ、ごんた!