久しぶりの読書らしい、読書をした。
なんとも、さらりとした態度と裏腹の底辺に流れる愛が励まされる。ほんわかじんわり暖かい。
久しぶりの読書らしい、読書をした。
なんとも、さらりとした態度と裏腹の底辺に流れる愛が励まされる。ほんわかじんわり暖かい。
ぼくの「星の王子さま」へ―医療裁判10年の記録 (幻冬舎文庫)
私の住む地では、なかなか被害者が声を上げて貰えないが、一般の市民の方が支援をして下さるようになって来ている。
ありがたいことです。
その中のある方が、一度読んでみて下さいと勧めてくださった本です。
今の、レセプト開示とカルテ開示が行われるようになった背景に、この方の努力があったのだと、こういう経過で実現したのだということが、初めてわかりました。
私の方が涙がでるくらい、辛く長く苦しい頑張りだと思ってしまいましたが、
本当にご夫婦してたんたんと、毅然とした態度で、市民活動を展開して行きます。理論としても、本当に素晴らしく冷静で、聡明で・・・・。
限りない夫婦愛や、命に真摯に向きあうということはこういうことなのだと、深く頭が垂れます。
こうして、素晴らしい人々の出会いの輪を頂いたことだけでも、私にとって、この理不尽な、不条理な出来事は、やはりとても人生においてラッキーなことであり、社会に貢献すべきなのだと命題を与えて貰ったのだと思える。
そして、娘もまかり間違えばこのような陣痛促進剤による医療過誤の状態で産まれてきた出生時を思い出し、
ますます、娘は、裁判官への道を歩きなさいという教示に違いないと確信した。
いじめ関係の本を濫読!
魂のぶつかり愛から、生まれた喜び。
不条理の世界から、2冊
未来の自分が答えられること・・・・夢を持つこと
未来の自分の居場所は・・・・今の自分が決める
未来の希望は・・・・すべて出会いとともに
人間とは社会とは?
自分の立ち位置の確認
憂き世・・・・
いじめの中で生きるあなたへ―大人から伝えたい「ごめんね」のメッセージ
娘が産まれたとき、アルバムに
「人の心の痛みのわかるやさしい人になって」
と、書いた。
手を焼いた子育て期、門を叩いた精神科の医師が言った。
「お母さんは、お嬢さんをどんなこになって欲しいと思っている?」
私は答えた。
「人の心の痛みのわかる子に・・・。」
医師は答えた。
「お母さん、それは古い。今の世は子どもに相手の気持ちなんて考えていたら、踏み躙られて、潰されてしまうんだよ。人を押しのけても自分が良ければいいんだ。と思わないと生きていかれないよ。」
と。
今、解る。苦しむ子待っている私達親子に、
子宮頸がんワクチンの影響で具合が悪いと言うと、
検査ひとつして貰えなくなる。精神薬だけを押し付けられる。
医師も、自分が生きるためには、誰かを踏みつけなければならないんだね。
守らなければならないものがあるんだね。
私の子育ては間違っていたのだろうか。
今の不条理との出会いは、
未来の娘が、最高裁判所の裁判官への出会いのためなのだと、
娘は必ず最高裁判所の裁判長になると思っている。
お腹の中に宿ったときから3ヶ月までを裁判所で過ごした娘なのだから・・・・。
難しいね。子育ては・・・・。でも、今日から笑顔で頑張る!
今、いじめ関係の書に没頭中。
他にはNPO設立のための書。
今日、せっちゃんに会いに行った。
哀しいとき、行き詰ったとき、勇気をくれるせっちゃん。
いつも、姿勢を正して、凛とした生きかたをしている。
自分の信念をきちんと持って、生きている。
その底辺には、人を愛し、子ども達の未来が輝けるようにというスピリッチュアルで貫かれている。
娘を救うための署名を頼みに行った。
本当に快く受けてくれることはわかっていたのだが、なかなか会えずにいたのだ。
せっちゃんに会うと勇気が貰える。娘が産まれたとき、
頂いたお祝いを、預金しておくときっとずるずると無くなってしまう。何か買ってしまおうと考えた時に、思いついたのが、ほるぷの子ども図書館だった。
他の書店のシリーズも検討したが、ほるぷのものは、ほるぷの出版に限らず図書選定委員の先生方が吟味してくれた各社の本をセットにして売っていた。自分の好みだと絶対的に物語に偏る。子どもにとってはそれは興味の幅が狭められてしまうと思ったので、一番バランスの良いほるぷにしたのだ。自分はハードカバーの品の良い絵本を与えて貰えなかったので、憧れもあった。大人の本は図書館で借りても間に合うが、子どもの絵本は、繰り返し繰り返し読むから、そして子どもがいつでもすっと手が伸ばせるところにたくさん置きたいと考えた。
その時セールスとして来てくれたのがせっちゃんだった。
購入後も、せっちゃんはずっと、半年に一回、こぐまちゃんのカレンダーを贈ってくれた。ありす通信という、読み聞かせのすすめや子育て講演の要約、本の紹介等送り続けてくれた。
和久先生の積み木遊びも手掛けていて、常に子どもの健やかな成長を願っている。
お陰で、わが家の子ども達3人は、本が大好きに育ってくれた。
その、一番上の娘が、頸がんワクチンの副反応で本を一切読まなくなってしまった。
これが一番辛い。あれほど大好きな本が、長い文が解らない、長い本を読んでいると最初が解らなくなってしまう。最初に戻って何度も読み直すのだが、物語が繋がらない。集中力が続かない。
と言う。
本当に辛い。私が何よりも一番辛いのは、娘が本が読めなくなってしまったことだ。
前置きが長くなったが、
帰り際に、今日せっちゃんがプレゼントしてくれた本。
本当の勇気と尊敬、そして、命の大切さ。
せっちゃん、ありがとう。
そしてこの本を読みながら、
第2次世界大戦終了の時、祖父はなかなか帰還出来なかった。
祖父が亡くなった後、或る方から
「捕虜収容所の監視官だった祖父が生きて日本に帰れたのは、捕虜の人たちを虐待せずに尊敬して接したからだよ。」
と、聞いた。
弟は、子の祖父が大好きで、自分の娘に祖父の名前をいれて名づけている。
私も、祖父の精神を受け継いで、この、ヤクーバやライオンのように生きるべく宿命を受けたのかもしれない。
守らなければならないものの為の任務と任務のぶつかりあい
その中で尊敬と信頼が失われることなく、いや確かめ合うことによって、一層の絆で結ばれていく。
震撼する本だった。
そして、今日の出来事を思った。
任務と任務のぶつかり合い・・・・・
今日、久しぶりに掛かりつけの小児科に行った。
そこで見つけた本。
この先生の本で修行した先生なのですが、
数日前に、あるプレスの方に
「昔、前橋レポートというワクチンについて、前橋の医師会の先生方が出した論文があって、素敵な医師の集まりでした。
きっと、今もまだ生きておられる先生もいるのではないか。
そしてその、子ども達のためにという精神を受け継がれている医師がきっといるはずではないか。」
と、教えて貰った。
人の出会いと、本の出会いと、運命はなんか決められているのかな?
そして、前橋レポートで引いたら、ネットで由上先生の意志を継いだのが中田先生ということがわかった。
この先生、乳児の集団検診時に娘の異常を見つけてくれた先生で、少し遠いのですが、息子が0歳でインフルエンザに掛かった時に受診した時も、しない選択肢のほうが良いと話してくれました。
必ず、前橋の先生は子供たちを救ってくれる先生ばかりだと信じている。
木馬の旗手 三浦哲郎
「鳥寄せ」
夫が、センター試験ではなく、夫が受験した当時は共通1次と言っていました。
その共通1次の試験で、テストを受けながら泣いた現代国語の小説は、何と言う本だったのだろう?
と言うことで調べたようだ。
次女のハイジが、「烏寄せっていう本みたいだよ。」
教えて~?っていうので、同じこと聞いている人がいっぱいいる。
「烏寄せ」ハイジに倣って、夫も「からすよせ」が
三浦哲郎の木馬の旗手に納まっていて、絶版だと知り、図書館で探してきた。
読んだ夫、
「当時なんであれほど泣けたのか良くわからない?」
と言う。
次女のハイジは、
「う~ん、泣ける!ハイジがテスト受けたら、号泣してうるさいから試験会場から出ていってくれって言われるなあ。」
私が見て、
「これ、烏寄せではなく、鳥寄せだよ!」
なんで、
カアーカアー!って言葉がひとつも出て来ないのに、烏寄せなんだ?
と言うことで、私は、笑いました!
でも、中身は、私は初めて読みました。
泣けました。不条理の世界!
今の心境とブッキングして、泣きました。
本のタイトルの、木馬の旗手という小説はありません。
でも、確かに木馬の旗手と言う題名がしっくり、しんみり来ます。
うまいですね~。
地下鉄(メトロ)に乗って THXスタンダード・エディション [DVD]
へえ~、DVDもあったんだ!
読んだのは勿論、文庫です!
でも、最近、字が見えなくなってきている。ダブってしまうのだ。
前置きはさておき、
いいですねえ、やはり唸るものがありますね。
田舎の両親にすれば、地下鉄(メトロ)さえも、何のことやらイメージがわかないのだろうなあ。
不思議と、タイムスリップしたことを忘れて、読者がタイムスリップする。
なんとも言えない、職人気質の素敵なロマンが盛り込まれて、母の無償の愛が盛り込まれて、いつも贅沢な心をくれますね。
浅田次郎さん。
本日の読書は、
夫の読書!
頸がんワクチンでおかしくなった娘に、
我が家は、代替医療は全くしていない。
普通の食品から摂ることを基本としている。
糖質制限はやっています。
それで、そのひとつとして、GG株のヨーグルトがいいとのことで、培養を始めた。カップを毎日買うのはコスパが悪いし、市販はかなり甘くてカゼリが入っているとか・・・・。
難しいことは良く分からないが、夫はひたすらトライ!
結局温度と時間が設定できるヨーグルトメーカーを購入した。
おいおい、この機械のお金でカップは何日分変えるのだろう?
と思いつつ、
放置!
時間、温度、配合割合、・・・・・
奮闘しても良くできない。市立図書館へ行く。
いい本がないようで、うまく出来ない。
県立図書館でないと専門書は駄目だと、出掛けて行った。
カードは?と聞かれて、
30年以上前に作ったきりだと伝える。
おそらく今のプラのカードじゃあないよね。
そして、借りてきたのが、
乳酸菌の本
5センチはあるかなあ?
夫は必死で読んでトライ!
私は、マウスパッド代わりに使う。
しかし、
ちょっと覗いたら、とっても面白い。難しくない!
腹の中の仕組みが見えて楽しかったです。
理系女になれる気がした。
1ねん1くみ1ばんげんき (こどもおはなしランド (10))
昨朝、ハイジが、
「今日の朝、図書委員会の会議があるのだけれど、朝の集会で何をやったら良いか、意見を言わなければならないんだけれど、いい案が浮かばないんだよね。」
私が、
本の紹介とか、読み聞かせとか・・・・
先生の課題は、
「どうしたらもっと本を読んで貰えるかなんだ。本て、とっても面白いのに、面白くない人は読むのが嫌いで面倒くさい、面白くないんだよ。いくら紹介しても、読みたくないと思う。その人たちが面白いって思える方法はない?」
「本を借りたらお菓子褒美を上げる!なんちゃって」
「母ちゃん、それってナンセンス!」
「あなたたちが本を好きになったのは、小さな頃から、読み聞かせをして来たからだと思うんだ。やっぱり読み聞かせをすることが一番だと思うよ。」
「あほくさ~って思う人いないかな?」
「そりゃ、思うだろうね。でも、やっぱり自分で読むのではなく、読んで貰って面白いって思うところから始めないと・・・・。今からでも遅くないよ。急がば回れっていうし。」
「そうだね。どんなの読む?」
「すぐ読める絵本でいいのではない?
あっ、そうだ。ずっと前に寺子屋やったときに、ほるぷの金子さんが、積み木と抱き合わせたんだよ。そのとき、1年1組・・・・読んだんだけれど積み木の時間がなくなるから途中で辞めたんだ。そうしたら、積み木終わった後で、みんな続きが気になって群がって読んでたよ。ワクワク感のあるところで辞めるってどう?続きを求めて借りに来る人が増える。いい理論だろ!」
って。
「そうだね!やっぱりそれしかないよね~。びゅんびゅんごまもいいよね」
勇んで出掛けていったハイジです。
帰宅後聞いたら、
「みんなが没!ってさ。」
結局本好きは育てられないね。
この所、意識がないような生活を送っていました。
それでも、何かにすがりたくて、
どうしようもない焦燥感を埋めてくれるものは、私にとって、本しかないのです。
それでも、今回は、今までの焦燥感を埋めてくれるものの役目とは異なるものでした。
活字が目の前を通り過ぎてゆくだけ・・・・。
私の自害をかろうじて引き止めようとする精神力を、支えるためだけの活字。
内容は、覚えていません。
ただ、
生きることに真摯に向き合ってきた、
耐えることを教えてくれている、
すべてのものに愛おしさを抱くことの大切さ
を、感じた。
奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録 (幻冬舎文庫)
昨夜、ごんたの読み聞かせの本に、私が一気読み。
最初の出だしの、
眩暈と頭痛で1ヶ月以上も寝込んだ。
再び倒れて病院へ運ばれて、平衡神経異常と診断。
目玉から入った光で頭の芯が、錐でもまれたように痛む。立とうとすれば、いくら足腰に力を入れても、何かに払われたように足が取られて、何秒と立っていられない。
家の中に閉じこもり、顔は白くなり、無精ひげが伸び、すっかり顔つきまで変わってしまった。ふさぎこみ、機嫌が悪かった。夜遅く帰ってくる母さんは疲れているのがわかった。そんなときでも父さんはテレビの前に寝転びながら、「めしはまだか。」と怒鳴る。・・・・・・肩を落とし、うなだれて、「おらあ、もう駄目だ。」と繰り返す父に、もっと悲しい父さんを見た。・・・・・
これは農薬中毒お話であるが、娘の頭痛もこのような形容しがたい頭痛であり、背部痛であり、腰痛であり、四肢痛なのかもしれないと、感じた。
内容は、読み進めるうちに木村さんの奇跡のりんごを、思い出させる。
この時期に、この本を選んで来たごんた。
何か、見えない力に導かれているのだと思う。
なんだか、字の大きさが変わった。
ちょっと大きめにしようとしたら、馬鹿でかい!
フォントで選べるといいなあ。
珍しく、飽きずに読んでいる。
シリーズ物って、忍耐力がないので続かないのが常な私。
でも、これは行けている。
学生時代に読んだ、
か、
以来かな?
自分の生に、真摯に正直に、真っ向から立ち向かう人たち。
中学生の主人公だけではなく、取り巻く人々すべてが、
物事に誠実に向き合っている。
今の自分と重ね合わせて、勇気を貰っています。
試練があるから、数々の理不尽や不条理があるからこそ、命を生ききるのかも知れない。
はてなの読書ブログから、
頂いてきた、原田マハさん。
いいですよ~。
ありがとうございます。
その日暮らしさん。
この間、何かの時に、何かを指して、
昭和の香りがする。
って、おそらく私と夫の何かを評価したのだが、
子どもに読んでみたらって言ったとしたら、
昭和の香りがするって、言われそうな本だなって、感想です。
いつになく、とっても、読みやすいのですが、奥が深くて細工が細かくて繊細。
人の絆の大切さ、言葉少なく、もったいないでもないのだが、受け継がれていくこと受け継いで行くことの素晴らしさ、
ああ、よう語れんわ。
それでいて、笑いも満載!
あまり内容書くの好きではないのですが、
旅屋は職業。おか えり が主人公の名前です。
やはり兄弟の血筋は争えない!
駄洒落はともかく、
軽いのに、内容はしんみり、奥が深い。絶賛中!
たまたま、先日、近所のアートミュージアムのオープン前の広場に行ったときに観た草間弥生さん(難しい字が出てこない。許して)の本があった。
天才の世界は、無限なのかと思う。
ちょっぴり憧れる。
この本も同じかと言われると、なんだかちょっと違うんだなあ。
あったかくなるね。この人の本。
普通じゃない。 Extraordinary. (角川書店単行本)
原田マハさん。
また明日。おやすみなさい。